2023年5月3日水曜日

のり弁ののりのように…天才的なYO-KINGのセンス

■2019/08/31 のり弁ののりのように…天才的なYO-KINGのセンス


■2019/08/31 のり弁ののりのように…天才的なYO-KINGのセンス

 メモが行方不明の昔のテープの整理をしていました。でも、真心ブラザーズは余裕で特定。真心ブラザーズはすぐわかるので、いいですね。わかりやすすぎて間違いありません。「どか~ん」と「のり弁女」2曲続けて入っていました。

 「どか~ん」は真心ブラザーズベスト10級に好きな曲。ただ、今聞くと「のり弁女」がすげーな、と。「のり弁女」というタイトルからしてあり得ませんが、今回は真心ブラザーズの曲ということだけわかり、タイトルの方の全くわからずに聞いていたので、サビの歌詞で「のり弁」が出てきてびっくりしてしました。意表突かれますわ。
 この言葉選びのチョイスは倉持陽一(後のYO-KING)さんがすごいな、という。欠点ばかりの女性なのになぜか好きで好きでたまらない、ピタリと相性が合っているというのを表現するのに、「のり弁ののりのように」ですよ! あり得ません。
 普通ならカッコつけたことを言うのに、「のり弁ののり」ですからね。このセンスの良さがわからない人はわからないので、普通に「もっと体裁の良い言葉を選べよ」と思う人もいるでしょうが、私はこうした発想を評価するタイプ。実際、いかにもかっこいい言葉を並べるようにずっと難しいんですよ。
 倉持さんは自分で自分のこと「天才」と言っちゃう人ですけど、このセンスはマジで「天才」だと言わざるを得ません。