2023年5月7日日曜日

フィリピンのバロット、ベトナムのホビロンは何の卵の料理?

 世界一グロテスクな料理とも言われるフィリピンのバロット(ベトナムではホビロンなど複数の呼称)。これは孵化直前の卵を加熱したゆで卵です。
 なぜグロテスクと言われるかと言うと、"孵化前の卵を茹でて食べるので、殻の内部では雛の姿が出来上がっており、羽根が濡れた状態で出てくる"ためです。(Wikipediaより)
 "東南アジア、特にフィリピンとベトナムでは滋養強壮に良い食品として多く食べられている。高級料理ではなく、屋台や庶民の定食屋で食べることが出来る。フィリピンでは、自転車などに乗って売り歩く光景も見られ、バーで酒肴にされたりする"とのこと。

 中国では、ニワトリの卵を同様に利用する例もあるそうですが、通常バロットには何の卵が使われるでしょうか?

(1)アヒル
(2)ウズラ
(3)ガチョウ


答え:(1)アヒル

 "バロットまたはバロッ (フィリピン語: balut) とは、孵化直前のアヒルの卵を加熱したゆで卵"をWikipediaにあります。基本はアヒルのようです。
 ここでは「バロッ」の呼称も見ています。呼び名は様々で、"フィリピン以外にも東南アジアの広い地域で食され、ベトナムではチュンヴィッロン (ベトナム語: trứng vịt lộn/𠨡𪆧孵) またはホヴィロン (hột vịt lộn/核𪆧孵, ホッヴィッロン) 、カンボジアではポンティアコーン(クメール語: ពងទាកូន)、中国では毛蛋 (máodàn, マオタン) 、死胎蛋 (sǐtāidàn, スータイタン)、鴨仔蛋(広東語 aap2zai2daan2, アープザイダーン)などと呼ばれる"とのこと。

 動画も見つけてきたので、貼り付け。



 今回のものはアヒルの卵でおもしろい話を見つけたので作ったクイズですが、この話題でバロットのクイズを出すか?というほのぼのした内容です。

 韓国では食べないの?と思うんですが、アヒルの卵はどうも"韓国では販売が禁止されている"らしいです。そこで"警察は販売していた食料品販売店の店主を畜産物衛生管理法違反の容疑で拘束・立件"しました。
 このときにふ化直前のアヒルの卵300個も押収、卵は倉庫に一時保管されていました。「ふ化直前」とあるので、やっぱりバロットにする気だったんですかね? "ふ化直前のアヒルの卵は、中国やベトナム、ラオスなどで食されている"という説明もありました。

 倉庫にしまわれていたふ化直前のアヒルの卵たち。しかし、検察によって"卵を廃棄処分するよう指示"されて、扉を開いてみると"ふ化したばかりのアヒルのヒナ約20羽"が警察官をお出迎え。
 警官が面食らっている間にも、次から次と卵が孵化してさらに3羽のヒナが追加。倉庫にはヒナの鳴き声が響きわたりました。
 予想外の事態に困惑した警察。処分の命令が出ていたわけですが、"ヒナを処分するわけにはいかないとし、検察にヒナを生かすよう要請"したそうで、ヒナたちは救われました!

 "警察によると、養鶏場をはじめ、警察庁内の動物好きな人たちがヒナの飼育を希望している"ようです。しかし、記事の時点ではまだ貰い手が見つかっていません。
 ヒナたちはどうしているか?と言うと、以下のように書かれていました。

 "歩くのもままならなかったヒナたちは、現在、元気に餌を食べ、庭で仲良く遊び、第1発見者の警察官の後を付いて回っているという"

サーチナ|押収されたアヒルの卵、夏日のせいで次々と「ふ化」 警察庁内をヒナが行進=韓国メディア(編集担当:新川悠)2014-07-20 10:51 LINEで送る
http://news.searchina.net/id/1538225

 本当ほのぼの。前半のグロさが嘘のようです。