2023年7月3日月曜日

虎屋 家族待遇の社員

男女比
●ジャマイカでは女性が男性の5倍?結婚したくても相手がいない

追記:世界には女性が不自然に少ない国というのがあり、男尊女卑による女児殺しが理由だと言うので強すぎます。一方、谷村志穂さんのエッセイ集『サッド・カフェで朝食を』であったジャマイカでは、逆に女性が多いとのこと。それもちょっとやそっとの多さではないといいます。

 この話は、『コスモポリタン』1993年10月号に掲載されたもので、3対1の比率で女性が多いと言われたとのこと。さらに、その5年前に来たときには、5対1の比率で女性が多いと聞かれたんだそうな。5年でそんなに変わらないと思うのですが、いい加減に言っているんだと思うのですけど…。

 女性が多すぎる国というのも、これはこれで何か闇がありそうな感じ。海外に出てしまう男性が多いということですかね…。とりあえず、理由は置いておくとして、女性が圧倒的に多い国ならではのことが起きているようでした。例えば、結婚や仕事に関してが、他の国と異なります。

 というのも、男女比が本当に極端に違うのであれば、結婚する人がほとんどということはなく、むしろマイナーに。結婚しないことが普通になります。また、他の国のように「男性が仕事、女性は仕事をしない」なんてことをしていると社会が成り立たないせいか、女性は仕事をするのが普通だといいます。

 男性が貴重ということは、仕事は選びたい放題な気がするのですが、名古屋市出身でジャマイカに来たレゲエミュージシャンのNAHKI(ナーキ)さんは、「この国で男が仕事を見つけるのはたいへん」と逆のことを言っていたとのこと。それで女性の方が主に仕事をするという話でした。本当なんですかね。








 
石丸伸二はパフォーマンスと危機の訴えだけ?ドトール創業者指摘



 この判決は石丸伸二さんが東京都知事選の立候補中に出ており、「なぜその時点で報じなかった?」といった声の他、「都知事選で健闘したら、早速手のひら返しで叩かれている」といった声が出ていたのですけど、これは誤解であり、むしろマスコミは石丸伸二さんに優位な報道をしました。

 なぜ報道が遅れたのか?と言うと、マスコミは選挙に影響を与えるのを避ける(公職選挙法違反のおそれがある場合も)ため、立候補者の不利になる報道を選挙の期間中は自粛したと考えられます。選挙が終わった途端に少し古い情報を報道…というのは過去にもあったことなんですよ。
公職選挙法違反も補足







 








●家族待遇の社員、4000万円横領&麻薬栽培でも逮捕されず
●社員を家族のように扱う…アメリカと日本の問題の違い

 ここで終わろうと思いましたが、人材に関する話がもう少しありました。

・「社員を家族のように扱う」というモットーは取り消した。家族のように手厚くもてなし、社員の気持ちを配慮していくことには限度があるし、会社のモラル維持にあまり役立たない。
・もちろん社員の中には、家族のような扱いをありがたいと素直に受け止め、一生懸命働き、高いロイヤリティを見せてくれるものもいる。
・だが、そうではない社員に振り回されたこれまでの経験から、CEOの主人もCFOの私も、人事はビジネスライクに進め、個人の感情とかプライベートとは切り分けるようにしている。

 以上はアメリカの話ですが、日本では社員を家族として扱う企業文化がブラック企業的体質の素地となっているという、全く違う問題の指摘がありました。<a href="http://1000nichi.blog73.fc2.com/blog-entry-3076.html">終身雇用制度などの日本のイエ文化は、ブラック企業を生み出す源泉</a>で書いています。アメリカであっても日本であっても、経営陣と社員の間には適度な距離感が必要なのかもしれません。

2019/06/06追記:なお、<a href="http://1000nichi.blog73.fc2.com/blog-entry-7585.html">起業家の成功率 年齢は若い方が良い・ワンマン社長が良いって本当?</a>で、日本のベンチャー企業での横領の話をやっています。家族扱いうんぬんはありませんが、横領はどこの国でもある問題ですね。

















 













【王座戦】藤井聡太七冠が土壇場で大逆転 「エアポケットに入ってしまった」永瀬拓矢王座がまさかの失着 23/9/29(金) 11:05配信 デイリー新潮
藤井聡太七冠(21)が永瀬拓矢王座(31)に挑む将棋の王座戦五番勝負(主催・日本経済新聞社)の第3局が9月27日、愛知県名古屋市の名古屋マリオットアソシアホテルで行われ、先手の藤井が81手で勝利した。これで藤井は対戦成績を2勝1敗とし、全八冠独占まであと1勝。日本将棋連盟会長で永世七冠の資格を持つ羽生善治九段(53)の記録(当時は全七冠)を凌駕する前人未到の八冠へ王手をかけた。【粟野仁雄/ジャーナリスト】

ABEMAで解説していた村田顕弘六段(37)は「藤井さんの駒組はガチっとした感じですけど、永瀬さんのほうの駒組はちょっと軽い感じなので、何かのきっかけに一挙に危なくなる可能性がある」などと話した。

 しかし、永瀬が飛車と角、さらに2枚の香車で藤井陣を脅かしてゆくと、次第に差が開いてゆく。

永瀬のリードが広がり、勝利は間違いないと思われた場面、藤井は65手目に「2一飛」と打ち込み、「5一」にいた永瀬の玉に王手をかけた。

 直前までABEMAのAI(人工知能)の予想では、藤井の勝率はわずか2%だった。「3二」には永瀬の守り駒の金がいる。この筋には永瀬の歩がなく、禁じ手の「二歩」にもならない。AIの予想手の第1候補は「3一歩」。筆者もこの手で間違いないと思った。これは自陣の金の下に歩を打つ「底歩」という手で、飛車の横効きに対する「守りの常道」である。

 ところが、永瀬は「4一飛」と飛車で合わせてしまった。この手では飛車で交換に来られてまた何をされるかわからない大きなリスクを残してしまう。ましてや永瀬の玉は、自分の銀で逃げ道をふさいでしまう「壁銀」の状態になっていた。

 ABEMAで解説していた深浦康市九段(51)と村田六段は「えっ。あれっ、えっ、どうして、えっ」ともはや言葉を失った様子。落ち着くと深浦九段は「ひっくり返されましたね。(藤井の)『5六』の角もよく効いているし」と話した。とはいえ、2人とも驚きのあまり解説のしようがないという感じだった。

 土壇場での永瀬の「失着」で、あっという間にABEMAの勝率予想が逆転した。風前の灯火だった藤井が、一挙に攻勢に出る。そして81手目、「3三」の桂の前に歩を打たれた永瀬は、あまり時間をおかず投了した。
永瀬自身の分析は? 

 今回の永瀬の失着は、プロはもちろん素人が見てもわかる。ファンから「軍曹」と呼ばれる生真面目な永瀬らしからぬ一手だった。「1分将棋」の秒読みに追われていたとはいえ、全く慌てる場面ではなかったはず。いわゆる「魔が差す」とはこのことか。

 何が影響したのか、もちろんさっぱりわからない。これまで勝負所での午後のおやつは、藤井は飲み物だけで、相手はスイーツを注文することが多かった。それが今回、永瀬は飲み物のみで、藤井はケーキも注文した。藤井のケーキが思わぬ「僥倖」(藤井が中学生時代に使った言葉)をもたらしたのか……などとつまらぬことまで考えてしまう。

 思わぬ他力本願で土壇場の大逆転が転がり込んだ藤井は、間違っても「失着でびっくりした」などとは言わない。しかし、仲の良い研究仲間による考えられないほどの歴史的な失着に、内心では相当に驚き、混乱もしただろう。もちろん持ち時間を使い切っての「1分将棋」は、タイトル戦だけにあるわけではない。永瀬はいくらも経験してきたはず。それでもやはり、秒読み将棋は怖いことを改めてこの一局で痛感した。

 永瀬は「『3一歩』が第一感でしたが、エアポケットに入ってしまった。対応がうまくできなかったと思います」などと振り返り、局後も冷静に報道対応や大盤解説場でファンに挨拶していたが、その内心はいかがだったのか。エアポケットとはいったい何だったのか。いつか訊いてみたい。

 第4局は10月11日に京都府京都市の「ウェスティン都ホテル京都」で行われる。先手番となる永瀬が今回のショックを克服して巻き返せるか。とはいえ、今回の思わぬ流れから言っても、藤井の前人未到の八冠がかなり高くなってきたことは間違いない。さらに藤井は、早くも10月6日に東京で、小学生時代からのライバル伊藤匠七段(20)の挑戦を受ける竜王戦七番勝負(主催:読売新聞社)の第1局が始まる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5611f470e9e0134e29326004a3deab6cd41af183/comments

永瀬さんが最善手の3一歩を指した場合も、その後の藤井さんの追及に対する応手が発見できなかったとの事が感想戦で明らかになっていました。
失着とされた手を指していない場合も藤井さんの勝利で終わっていた可能性が高かったようです。
AIは発見困難な最善の応手を前提に形成判断しているので大逆転に見えますが、人間同士の対戦では永瀬さん大優勢の局面ではなかったみたいですね。


3一歩で受けても追い込める筋があったということが感想戦で語られていたとのこと。
そして、その状況から王座が押し切る手も有ったが、王座は気づけず竜王名人は気づいていた事も語られていたという。
AIの示す手は細い一本の道を外れずに進めば勝てるよという手順を示すことが多い気がする。


別の記事で、この場面に関しては、
金底の歩でも、岩ほど固くなかった と解説がありました。
飛車を切って、先手にも相当な攻め筋が残っていたようです。

時間をかけて読み切れば、それでも攻めが途切れて
後手の詰み筋にたどり着けたんでしょうけど、

1分将棋となると、さしもの永瀬王座といえども
厳しかったというのが現実ではないでしょうか。


永瀬さんみたいなトップレベル棋士は瞬時に3一歩はいくつかの先手からの詰めろがかかると察知して読んだんだろうな。
調べてみたらそれはもう難解で相当時間かけないと読み切れないような局面のようで。

おそらく第一感の3一歩が難解でそれ中心に読んで6五角の筋がエアポケットという状況になってしまったのかなと。


最近はAIの形勢判断(評価値)がlリアルタイムに表示されるようになって、あまり将棋の内容を理解出来ない方にも(ルールすら分からなくても?)どちらが優勢(勝勢)なのか分かり易くなってきました。

ただ、この評価値もそのまま鵜呑みにしていけない場合もありまして、例えばこの王座戦第三局のように「評価値95対5。正確に受け潰せば完勝だが、一手間違えば即奈落の底への逆転負け。」という場合などです。







 










 
――黒川会長は、黒川家17代目です。18代の光晴さんに経営をバトンタッチされたわけですが、「自分の代で虎屋は終わるかもしれない」というプレッシャーに悩まれたことはありませんか。

「つながる、ということ」というテーマをうかがって、次代につなぐことの意味を自分なりに考えてみました。一言でいえば、「結果的につながった」という事実の連続にすぎないと思っています。

歴史が長いからすごいですね、と言ってくださる方がいらっしゃいますけど、全くすごくなんてありません。歴史があるから、会社の未来が保証されるわけではありません。社員には「大切なのは今だ」と訴え続けてきました。

(経営トップとしての)責任は強く自覚してきましたが、その一方で、先のことはわからないし、なるようにしかならない、という思いも常にありました。

ただ、手を抜いて仕事しても、全力でやっても、先が分からないということは、変わらない。であれば、悔いは絶対に残したくないから、全力でやってみよう、そんな思いで仕事に向き合ってきました。

周囲から見れば、「それがあなたの全力ですか」という批判もあったかもしれません。ただ、虎屋に入社して52年たちましたが、自分なりに息をつく間もなく、仕事に没頭してきました。

つないでいくことの答えは、「与えられた場所で最善をつくすこと」だと思っています。自分ができることをひたむきにやっていくしかない。その結果として、息子の代にたまたま「つながった」ということだと考えています。



――2003年に始めたトラヤカフェでは、和と洋を融合した「あんペースト」を発売しましたが、ロングセラーの人気商品になりました。トーストに塗ったり、ヨーグルトに入れたりなどして食べる商品です。

東京・六本木でトラヤカフェを始めたときは、和菓子業界からは「そんなことをやっていいのですか」「なんで和洋折衷(せっちゅう)のようなことをやるですか」などのご意見をいただくこともありました。社内からも「虎屋の名前に傷がつくのではないか」「失敗したらどうするんだ」という後ろ向きな声が多く出てきました。

しかし、保守的な姿勢を続けて、新しいことに挑戦しなければ、「このままでは虎屋を続けられなくなるのではないか」という不安もありました。「あんペースト」は、伝統的なあんの魅力を若い世代に伝える画期的な商品に成長しました。社員の挑戦心を高める意味でも、大きな意味がありました。



トラヤカフェを立ち上げたときは、公募したスタッフに菓子づくり、店づくりを任せました。「今」という空気感に敏感な店にしたい、という思いもあり、多くの若手社員を起用しました。和菓子の定義として、主に植物性の原材料を使う、ということがあるのですが、トラヤカフェではもっと自由で柔軟な発想で菓子作りをしてほしいと思っていました。

1980年にオープンしたパリ店では、和と洋のコラボレーションを考えながら、現地の方に馴染みのあるミルクやチョコレート、ドライフルーツなどを使ったオリジナル菓子を作ってきたので、その経験を生かしたいという思いがありました。

(中略)
環境の変化に合わせて、柔軟に対応すればいい。本質的でないと感じることについては、過去の成功体験に縛られず、あまりこだわらない方がいい――。心のどこかで、ずっとそう思っています。






 

 

 ●駆除では減らない?クマのゴミ漁り対策はカラスの場合と同じ

追記:クマを町に呼び寄せてしまうものを「誘引物」と言うそうです。これは畑や木になる果実だけでなく、ペットフードや鳥の餌、人間が出す生ゴミのようなものまで含まれます。人間にはクマの餌を用意しているつもりはないものの、クマにとっては「こんなところにごちそうが!」と学習するわけです。

 『クマが出た! 助けてベアドッグ』では、これを「人間は気づかないうちに、クマに『餌付け』しているのと同じです」という言い方をしていました。1998年にゴミ集積所にクマが現れるようになった軽井沢の場合、森の中の宿泊所で穴に捨てていた生ゴミを食べることを覚えてゴミ集積所にまで来るようになったようです。

 この軽井沢では、ゴミ漁りを覚えたクマを捕まえて「人間は怖い」と覚えさせる学習放獣を実施。それだけでなく、2002年からクマが開けられないゴミ箱への交換を始めました。結果、年間最大120件だったゴミ漁りが、2009年には0件まで減ったそうです。

 このうちゴミ箱で対策する…というのは、カラスのゴミ漁り対策の例を思い出しました。クマにしてもカラスにしても素人は「駆除すべき」と言いがちですが、以前のカラスのときには「駆除では減らない」と専門家が指摘。生ゴミを漁らせない対策の方が効果的だと言われていたんですよね…。