2015年10月18日、アフリカ中部ザンビアでは、予定されていたサッカーの試合はすべて延期され、バーは午後6時までの閉店を命じられました。
その理由はなぜでしょう?
(1)過激派テロ組織「ボコ・ハラム」によるテロ予告があったため
(2)発電所の工事による大規模な停電が予定されていたため
(3) 「不況脱却のため全国民が祈る日」と定められたため
答え:(3) 「不況脱却のため全国民が祈る日」と定められたため
笑っちゃいましたが、これが理由なんだそうな。
通貨急落のザンビア、大統領が国民総動員し「神頼み」 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News 2015年10月19日 17:18
アフリカ中部ザンビアのエドガー・ルング(Edgar Lungu)大統領は18日、自国通貨の急落を「癒やす」ことを願って神に祈りをささげた。ルング大統領は前もってこの日を「不況脱却のため全国民が祈る日」と定めており、全土でバーが休業し、サッカー国内リーグの試合も全て中止された。もちろん中にはまともな方もいらっしゃいますから、"経済危機の原因に直接対処せずに「祈りの日」で国民をごまかそうとしていると、ルング大統領を批判する声"も出ていたそうです。
ザンビアの通貨クワチャは今年に入り、対ドルで45%も下落した。(中略)こうした事態を打開しようと、ルング大統領は前月、国を挙げて神に祈りをささげるよう命令していた。
ところが、宗教関係者もまたアホですからね。
"これに対し、アフリカ聖書福音協 会の司教は18日の集会で「聖書には、金と銀は神に属すると記されている。わたしたちが祈れば、神はわが国の経済を立て直してくださる」と反論した"とのこと。
この国はもうダメそうです…。